2025-01-01から1年間の記事一覧
はじめに 2025年が終わろうとしている。 先日、「なぜ『何でも作れる時代』に私は作れないのか」という記事を書いた。「代表作」がないという焦り、量をやることの重要性、そして引き算の必要性。書きながら、自分の弱さと向き合った。 syu-m-5151.hatenablo…
はじめに 誰もまとめてくれないので自分でまとめます。こんなに悲しいことはありません。 2025年11月から12月にかけて、「おい、〜」というシリーズでブログを15本書きました。登壇もしました。合計16本です。誰かがまとめ記事を書いてくれるかなと思ってい…
はじめに 数年前の、ある金曜日の夜のことだ。会議は完全な失敗に終わった。会議室を出て、エレベーターのボタンを押しながら、私はこの文章を書こうと決めた。書き上げるまでにずいぶん時間がかかってしまったので、当時の思いとは少し違っているかもしれな…
はじめに 技術書編を書き終えて、ふと気づいた。あれだけ書いても、まだ語っていない本がある。仕事に直結しない本。読んでも生産性が上がらない本。キャリアに役立つかどうかわからない本。そういう本たちのことを、どこかで書きたいと思っていた。だから、…
——「何を作るべきか」を選び、腹を括ることの価値 この記事の核心:AIがコードを書く時代になっても、「何を作るべきか」を選び、腹を括り、うまくいかなければ別の手を打つのは人間の仕事だ。なぜなら、痛みのない決断は決断ではなく計算だから。本稿では、…
はじめに Rustは速い。だが、Rustで書けば速くなるわけではない。 ある日、APIのレスポンスが突然5秒を超えた。コードを見直してもバグはない。SQLも正しく書けている。途方に暮れながらログを確認すると、1リクエストで300回以上もクエリが発行されていた。…
はじめに テストを書いていて、奇妙なことに気づいた。合計金額のアサーションが通らない。期待値は10.00なのに、実際の値は9.99999999999983。コードにバグはない。SQLも正しい。では何が問題なのか。調べた結果、犯人は浮動小数点の累積誤差だった。金額カ…
はじめに 「論理削除?deleted_atカラム追加すればいいでしょ」この一言から始まる地獄を、何度見てきただろうか。 最初は簡単に見える。カラムを1つ追加するだけ。しかし、その「簡単さ」こそが罠だ。 論理削除は技術的負債の温床だ。WHERE句への条件追加忘…
タイトルがそのままゴールなのですがダラダラ書きます。 はじめに ある技術書の要約を読んで、「なるほど、この本の主張はこういうことか」と納得した。数ヶ月後、原著を手に取って驚いた。要約で「核心」とされていた部分は、実は本全体の一部に過ぎなかっ…
はじめに 年末、2025年を振り返る。フォロワーは7倍になった。副業も順調。書籍の執筆や翻訳にも関わった。登壇の依頼も増えた。どこからどう見ても、良い年だったはずだ。 なのに、胸の奥に澱のようなものが溜まっている。 コードは書いた。山ほど書いた。…
cargo-coupling Web UI - Self-diagnosis view Introduction "I really don't want to touch this module..." If you've been developing software long enough, you know this feeling. Every change breaks something else. Tests are painful to write. U…
はじめに 金曜日の夜、ベッドの上でこの文章を書き始めている。 先週の土日は何をしていたかと聞かれたら、たぶん「寝てた」と答える。嘘ではない。ベッドにいた時間は長かった。ただ、眠っていたかというと怪しい。スマホを持ったまま横になって、気づいた…
cargo-coupling を自己診断した時のweb ui です。 はじめに 「このモジュール、なんか触りたくないな...」 ソフトウェア開発をしていると、こんな感覚を覚えることがあります。変更するたびに他の箇所が壊れる、テストが書きにくい、そもそも何をしているの…
この記事は、3-shake Advent Calendar 2025 19日目のエントリ記事です。 はじめに エンジニアがプレゼン資料を作るとき、PowerPointやKeynoteにもどかしさを感じることがあります。コードを書くようにスライドを作りたい。Gitでバージョン管理したい。テーマ…
Claude Codeを使い始めて、様々な発信をしてきました。今回は「Agent Skills」について。これも設定しておくと、Claude Codeがグッと使いやすくなる機能です。 Claude Code の settings.json は設定した方がいい - じゃあ、おうちで学べる Claude Code の CL…
はじめに 「自分の環境では動くんだけど...」という言葉を、何度聞いたことがあるだろうか。開発環境の差異は、これまで「手順書」「Docker」「asdf/anyenv」で解決を試みてきたが、いずれも時間経過で破綻する。手順書は陳腐化し、Dockerfileのベースイメー…
労働こそが最高の学習だった あなたは最近、「成長している」と感じているだろうか。 かつて、プログラマーにとって、労働こそが最高の学習の場だった。なぜか。労働には「摩擦」があったからだ。エラーが出る。原因がわからない。仮説を立てる。試す。失敗…
はじめに 深夜2時、本番環境のアラートが鳴り響きます。外部APIがタイムアウトを返し始め、リトライが暴発し、システム全体が連鎖的に停止しました。原因を調べると、外部サービスの一時的な遅延でした。たった数秒の遅延が、なぜシステム全体を止めたのか。…
はじめに 会議室で誰かが「戦略」と言った瞬間、空気が変わる。 みんなの背筋が伸びる。うなずきが深くなる。誰かがおもむろにホワイトボードの前に立ち、矢印を描き始める。私も「なるほど」という顔をしてみる。眉間にしわを寄せ、顎に手を当て、いかにも…
この記事は、Vim Advent Calendar 2025 13日目のエントリ記事です。 はじめに VSCodeやJetBrains製品は、膨大な開発リソースを投じて作られた最強の武器だ。補完、デバッグ、Git統合、拡張機能——すべてが高度に洗練されている。多くの開発者にとって、これら…
はじめに 正直に言うと、私はキャリアの序盤、破滅的な文章を書く人間だった。誰が読むのか考えていない文章を書きまくっていた。学生時代に読書感想文のコンクールで優勝したこともなければ、文章を褒められた経験もほとんどない。それでも書き続けて、今は…
はじめに 正直に言う。この文章を書くかどうか、ずいぶん迷った。「専門家はもっと声を上げるべきだ」という意見に対して、「いや、話さないんですよ」と返すのは、なんだか後ろ向きに見えるかもしれない。諦めているように聞こえるかもしれない。そういう風…
はじめに 「今年読んで良かった本」という記事を書こうとしている自分に、ふと気づく。また書くのか。毎年書いている。誰に頼まれたわけでもないのに、12月になると決まってこの作業を始めてしまう。習慣なのか、義務感なのか、それとも単なる自己顕示欲なの…
集中できなくなった 何かがおかしい。 AIエージェントを使い始めてから、自分が壊れていくのを感じていた。以前は4〜5時間ぶっ通しで集中できた。コードを書き始めたら、気づいたら夕方になっていた。あの没入感。あの充実感。それが、完全に消えた。 30分も…
はじめに 私たちは「実力」という言葉を履き違えています。 特に私がそうでした。様々な人の助力で得た結果、たまたま条件が揃って出せた最高到達点を「自分の実力」だと勘違いしていました。そして、その水準に届かない日々の自分を見て、「なんでもっとで…
この記事は、whywaita Advent Calendar 2025 8日目のエントリ記事です。 whywaita Advent Calendar 10周年ということで、自分もwhywaitaとの出会いと10年という節目を掛けて何か書きたいと考えたのですが、うまいネタが思いつかず。とはいえ、whywaitaと出会…
この記事は、Rust Advent Calendar 2025 6日目のエントリ記事です。 はじめに 「それって、○○みたいなものですよね」 私は、この言葉に何度救われてきただろう。新しい概念を理解するとき。誰かに説明するとき。問題を解決するとき。類推は、私の思考の基盤…
この記事は、Rust Advent Calendar 2025 6日目のエントリ記事です。 はじめに 前編からの続き ← API1 (BOLA), API2 (Broken Authentication), API3 (Mass Assignment)の解説はこちら 前編では認証・認可の基礎とデータ保護について解説した。後編では、リソ…
この記事は、Rust Advent Calendar 2025 5日目のエントリ記事です。 はじめに 先日、あるプロジェクトのコードレビューで「このエンドポイント、認証は通ってるけど認可は大丈夫か」と聞いたら、「認証してるから大丈夫でしょ」という返答が返ってきた。 そ…
はじめに 「おい、がんばるな」という言葉を書いた。あの文章を読み返して、私は少し後悔している。 syu-m-5151.hatenablog.com 言いたいことは分かる。がむしゃらに頑張ることが思考停止になる。忙しさが逃避になる。持続可能性が大事だ。それは正しい。私…