じゃあ、おうちで学べる

思考を呼び覚ます このコードに、君は抗えるか。

Docker Desktop のアンインストールと Lima の導入

はじめに Docker Desktop は多くの開発者にとって便利なツールですが、さまざまな理由で Lima への移行を検討するケースもあります。この記事では、MAC でDocker Desktop をアンインストールし、Lima を導入する過程を説明します。 参考文献 Lima Installati…

『読書とは、能力、知識ではなく 問いを獲得するための行為』みたいな内容で登壇しました。

問題を解決する能力は確かに重要ですが、それ以上に、何が本当に重要な問題なのかを見極め、それを明確に設定する能力が不可欠です。問いを適切に定義できなければ、どんなに高度な解決技術を持っていても、その力は十分に発揮されません。また、誰にとって…

私のメンターがくれた初めてのターミナル管理、それはtmuxで私は新卒でした。

はじめに 2024年2月5日夜の東京 外は雪が降っている。tmuxとの出会いは、新卒としての初めての職場でした。メンターがターミナルの管理において最初に紹介してくれたのがtmuxで、この出会いが私の開発効率と作業環境を大きく変革しました。tmuxの基礎を学ん…

このSRE本がすごい!2024年版

はじめに 有用な知識の特性 Google SRE リソース Site Reliability Engineering: How Google Runs Production Systems The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE Building Secure and Reliable Systems: Best Practices for Designin…

SQLBoilerによるPostgreSQLの操作についての話

はじめに データベースは、現代のアプリケーション開発において不可欠な要素です。特にリレーショナルデータベースは、その整合性と信頼性から幅広い用途で使用されています。しかし、リレーショナルデータベースを効率的に操作するためには、複雑なSQLクエ…

PostgreSQLのsqldefによるDBスキーマ管理で遊んだ。

はじめに この記事では、データベーススキーママイグレーションツールであるsqldefで遊んだので使用方法とその特徴について解説します。sqldefはRidgepoleに触発されて開発されたツールで、データベースのスキーマ変更を容易に行えるように設計されています…

アヒルに話かけると仕事をしてくれるが責任まではとってくれない

正直に言えば、責任も取ってほしい。 k0kubunさんのAIにプログラミング作業を奪われているに対する感想です。 はじめに 現代のソフトウェア開発は、生成AIの急速な進化によって前例のない大規模な変革を経験しています。かつては時間と労力を要していた複雑…

達人と呼ばれる技術力を持ったソフトウェアエンジニアになりたくて

zyさんの「技術力が高い」という幻覚を読んでの感想。 sizu.me 技術力とは 私の経験でも、技術力は単なる専門知識や技術の習得を超えた、もっと包括的で深い概念です。実用日本語表現辞典において「技術力」とは、「手段や手法を用いて物事を成し遂げる能力…

技術書やブログ、登壇資料の参考文献は読んだ方がいい

はじめに 今年、わたしは女性との同棲を解消した。その過程で、円形脱毛症にも胃潰瘍にもなった。まるで自分の身体から生気が抜け落ちるような感覚に何度も襲われた。そして、人生でこれまでにないほど体重が増えるという、加齢を言い訳にしたような出来事が…

WIP: 2023年 俺が愛した本たち 非技術書編

この記事は、3-shake Advent Calendar 2023 21日目のエントリ記事です。 はじめに プログラマー脳 エンジニアのためのドキュメントライティング 達人プログラマー 第2版 スタッフエンジニア プロジェクト ヘイルメアリー サーキット・スイッチャー 可燃物 大…

2023年 俺が愛した本たち 技術書編

この記事は、3-shake Advent Calendar 2023 2日目のエントリ記事です。 はじめに 2023年がそろそろ幕を閉じようとしています。年末に差し掛かると、時間が流れる水のように止まらないことを感じながら、過ぎ去った一年を振り返るのは、私にとって欠かせない…

『走馬灯のIaCは考えておいて』というタイトルで登壇しました。

概要 2023年11月23日、私は技術的負債に向き合う Online Conference 」にて「走馬灯のIaCは考えておいて - Infrastructure as Codeの導入において技術的負債を考える」というテーマで登壇しました。このセッションでは、Infrastructure as Code(IaC)の実践…

Infrastructure as Code, 2nd Edition のV. Delivering Infrastructure 読書感想文

はじめに 前回の続きで第四部のV. Delivering Infrastructure (インフラストラクチャの提供)という部の読書感想文になります。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com 書籍のリンク Infrastructure as Code: Dynamic Systems for the Cloud Age (English Edi…

Infrastructure as Code, 2nd Edition のIV. Designing Infrastructure 読書感想文

はじめに 前回の続きで第四部のIV. Designing Infrastructure (インフラストラクチャの設計)という部の読書感想文になります。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com 次回の記事 * Infrastructure as Code, 2nd Edition のV. Delivering Infrastructure 読…

Infrastructure as Code, 2nd Edition の III. Working With Servers And Other Application Runtime Platforms 読書感想文

はじめに 前回の続きで第二部のIII. Working With Servers And Other Application Runtime Platforms (サーバーおよびその他のアプリケーションランタイムプラットフォームとの作業)という部の読書感想文になります。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com …

Infrastructure as Code, 2nd Edition のII. Working With Infrastructure Stacks 読書感想文

はじめに 前回の続きで第二部のWorking With Infrastructure Stacks (インフラストラクチャスタックとの作業)という部の読書感想文になります。まず、Stackってなんやねんと思うと思います。僕も思っています。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com 次回の…

Infrastructure as Code, 2nd Edition の I. Foundations 読書感想文

はじめに 2016年、初版の『Infrastructure as Code』がリリースされ、クラウド技術の運用における新たな標準をぶち立てました。 公式サイトもここに置いておきます。 infrastructure-as-code.com 初版の2017年に日本語版がリリースされました。 mizzy.org そ…

Terraformの条件分岐にうってつけの日

Infrastructure as Codeの概念とTerraformの役割 Infrastructure as Code (IaC) は、現代のインフラ管理の根幹を成すものです。IaCがどんなものか様々な言論があると思いますが、ここではソフトウェア開発のプラクティスに基づくインフラストラクチャ自動化…

『SREとPlatform Engineerの交差点:2つの領域の交差と組織への適用』というタイトルで登壇しました

概要 資料 参考文献 概要 Platform Engineering Meetup #5 で SREとPlatform Engineerの交差点:2つの領域の交差と組織への適用 というテーマで登壇をしました。SREからPlatform Engineerへの拡大のセルフリバイバルになります。このブログでは、参考資料を見…

Open InterpreterのDockerfile を書いたのでTipsとか

Dockerfile のベストプラクティスを考える機会はありますが皆さんの意見も聞きたい。今回は噂の便利ツール、Open Interpreterのような外部コマンドをどんどん実行して環境を作り変えるようなタイプのツールの場合にはDockerはとても有用です。そのようなツー…

まずPR-AgentをPromptとします。

「ツールよりもプロンプトのほうが、隙間がなくて効率的なのでは?」... ああ、面倒なブログになるな、とおれは直感した。 はじめに 近年、プルリクエスト(PR)の管理が開発フローにおいてますます重要な位置を占めるようになっています。ただし、PRをより…

ChatGPT: SREがCustom instructions機能を利用する

はじめに 最近、ChatGPTからCustom instructions機能がリリースされました。Custom instructionsとは、ChatGPTの応答方法をより詳細に制御するカスタム命令を設定することができる機能です。ChatGPTの利用者にとって非常に便利な機能です。この機能により、…

SREからPlatform Engineerへの拡大 というタイトルで登壇しました

概要 Cloud Operator Days Tokyo 2023 で SREからPlatform Engineerへの拡大 というテーマでの登壇を果たしました。オンデマンド配信なのでいずれ見れるようになると思います。今回のサブタイトルは【運用の新時代】とし、それにちなんでメインタイトルを考…

2023年8月10日現在 でLunarVim と Copilot.lua でのマルチラインサポートの改善方法

github.com LunarVimユーザーとして、私はNeovimでcopilot.luaを頻繁に利用しています。しかし、マルチラインのサポートに関してはいくつかの課題がありました。もっというとどこかのタイミングでCopilotが一行ずつしかサジェストされなくなりました。この問…

K8sGPT Deep Dive というタイトルで登壇しました #CNDF

概要 CloudNative Days Fukuoka 2023というイベントに『K8sGPT Deep Dive KubernetesクラスタのAI駆動型分析について』というタイトルで登壇しました。クラウドネイティブとAIを組み合わせることの深い洞察を共有することができ、私自身がエンジニアとして働…

CLIの実行結果を正しく理解することを促すツールを作成しました。

概要 AIの技術は目覚ましい進歩を遂げています。特に自然言語処理(NLP)の分野では、GPT-4のようなモデルが人間に近いレベルで文章を理解し、生成することができるようになりました。しかし、これらのモデルを日々の業務や作業にどのように活用すればよいの…

成熟度モデルを活用したCloud Nativeへの道筋 という副題で登壇します #開発生産性con_findy

概要 開発生産性Conferenceというイベントに『Cloud Native の作法 - 成熟度モデルを活用したCloud Nativeへの道筋』というタイトルで登壇しました。生産性に関するイベントなんですけど現場のエンジニアをやっている僕には開発生産性について語ることってあ…

SREの専門家が集まったチームで『SREの探求』の社内輪読会を完遂しました。

前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com はじめに こんにちは。株式会社スリーシェイク Sreake 事業部に所属している@nwiizo です。Sreake事業部は技術力が求められる領域で豊富な経験を持つSREの専門家が集まったチームです。事業部にはさまざまな背景を持…

Terraform Modules で再利用できるので最高ではないでしょうか?

概要 ModuleはTerraformの複数のリソースをまとめて再利用可能な単位として扱うことができます。Moduleを使うことで複雑なリソース構成を抽象化し、システムの構造の把握やリソース構成の再利用が可能になり、読みやすさや可読性が向上し、修正箇所が単一に…

はてなブログのコードブロックを”クリップボードにコピーする方法”について

はてなブログの設定から、Markdown記法で書いた記事にコードブロックのコピーボタンを自動的に追加することができます。また、こちらのブログは完全に非公式ですし自分のブログ以外では試してません。 デザインの設定 まず、はてなブログの管理画面にログイ…