じゃあ、おうちで学べる

本能を呼び覚ますこのコードに、君は抗えるか

自動化するならちゃんとエラーを出せ。想定しろ。不安になれ。

はじめに 自動化やツール開発において、通常時に上手くいくのは当たり前です。大切なのは失敗を想定することです。自動化したツールがエラーも出さずに実行結果的にも成功してるので動いていると思っていたら、実は問題が発生していて泣いた経験は、多くの人…

盲目的に始めないためのオブザーバビリティ実践ガイド - Cloud Observability in Actionの読書感想文

誕生日エントリー兼読書感想文です。 www.amazon.jp はじめに クラウドコンピューティングの普及とマイクロサービスアーキテクチャの台頭により、システムの複雑性が増大しています。そのような中で、オブザーバビリティ(可観測性)の重要性が高まっています…

もう一度読むObservability Engineering

はじめに 本書『Observability Engineering』は、複雑化の一途をたどる現代のソフトウェアシステムに立ち向かうための、強力な武器となる一冊であり本稿はその読書感想文です。Observability Engineering を今から知りたい方はもちろん、Observability Engin…

リトライ処理を追加するとバッチが安定することがあることもそこそこあるので「avast/retry-go」を使ってみる

はじめに インフラエンジニアは日々の業務でプログラムを書く機会が多く、その中で処理の実行やHTTPの通信などでリトライ処理を実装する必要があることが少なくありません。リトライ処理を実装する必要は必ずしもなくても、実装することでバッチが安定するこ…

5年後には標準になっている可観測性のこと - Learning Opentelemetry の読書感想文

はじめに 本稿は、オープンソースの可観測性(Observability)プロジェクトである OpenTelemetry を取り上げた書籍「Learning Opentelemetry」の読書感想文です。従来の可観測性の課題であったデータの分断を解消し、トレース、メトリクス、ログなどの様々なテ…

OpenTelemetryについて調べる時に見るページ

はじめに OpenTelemetryは、分散システムの可観測性を向上させるためのオープンソースのフレームワークです。アプリケーションのパフォーマンス、動作、エラーなどを追跡し、収集されたデータを分析および視覚化することで、システムの健全性を監視し、問題…

なれる!SRE - Becoming SREで学んだこと

はじめに エンジニアとして就職する前に読んだ「なれる!SE 2週間でわかる?SE入門」の内容があまりにも厳しく、業界に就職するのが怖くなったことを覚えています。本の中に登場する中学生の少女にしか見えない凄腕のSE、室見立華さんのような人物は現実には存…

go-rod/rod でブラウザ自動化とWebスクレイピングをやっていく

はじめに Webスクレイピングの需要が高まる中、Goで実装する機会が増えてきました(よね?)。Goの豊富な標準ライブラリとシンプルな文法は、スクレイピングのような自動化タスクと非常に相性が良いです。 が、今回はGoの有力なスクレイピングライブラリの1つで…

Platform Engineering on Kubernetes を読んでCloud Native の現在地を理解する

はじめに 近年、Kubernetesの採用が進む中、複数のチームが関わり、複数のクラウドプロバイダーへのデプロイを行い、異なるスタックを扱う組織では、その導入の複雑さが新たな問題となっています。本書 『Platform Engineering on Kubernetes』は、Kubernete…

はてなブログの記事をGitHubに自動でPushする方法

ツールに感謝。コミュニティに感謝。 github.com xではてなブログで更新する時にDiffが見れるととても助かるのだけど有料版だと可能とかありますか?みたいなこと聞いてたらwhywaita さんが教えてくれた!!! blogsyncどうでしょう https://t.co/Duh31GJGrV— w…

nwiizoはなぜSpeaker Deckに上げた資料をブログにするのか?

はじめに 私(nwiizo)は、ソフトウェアエンジニアとして日々の開発で得た知見やノウハウを、勉強会などで作成したプレゼンテーション資料としてSpeaker Deckに公開しています。Speaker Deckは、スライド共有サービスの一つで、スライドを簡単に公開・共有でき…

データエンジニアリングの要諦の後ろ髪を掴む - Fundamentals of Data Engineeringを読んで

最強なデータ分析基盤は何か⁉︎多種多様なデータ分析基盤が、制約のない環境で競合した時… ビジネス用途に限らず、あらゆるシナリオで使用可能な「データ分析」で比較した時、最強なデータ分析基盤は何か⁉︎ 今現在最強のデータ分析基盤は決まっていない デー…

Docker Desktop のアンインストールと Lima の導入

はじめに Docker Desktop は多くの開発者にとって便利なツールですが、さまざまな理由で Lima への移行を検討するケースもあります。この記事では、MAC でDocker Desktop をアンインストールし、Lima を導入する過程を説明します。Limaはcontainerd を実行す…

『読書とは、能力、知識ではなく 問いを獲得するための行為』みたいな内容で登壇しました。

問題を解決する能力は確かに重要ですが、それ以上に、何が本当に重要な問題なのかを見極め、それを明確に設定する能力が不可欠です。問いを適切に定義できなければ、どんなに高度な解決技術を持っていても、その力は十分に発揮されません。また、誰にとって…

私のメンターがくれた初めてのターミナル管理、それはtmuxで私は新卒でした。

はじめに 2024年2月5日夜の東京 外は雪が降っている。tmuxとの出会いは、新卒としての初めての職場でした。メンターがターミナルの管理において最初に紹介してくれたのがtmuxで、この出会いが私の開発効率と作業環境を大きく変革しました。tmuxの基礎を学ん…

このSRE本がすごい!2024年版

はじめに 有用な知識の特性 Google SRE リソース Site Reliability Engineering: How Google Runs Production Systems The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE Building Secure and Reliable Systems: Best Practices for Designin…

SQLBoilerによるPostgreSQLの操作についての話

はじめに データベースは、現代のアプリケーション開発において不可欠な要素です。特にリレーショナルデータベースは、その整合性と信頼性から幅広い用途で使用されています。しかし、リレーショナルデータベースを効率的に操作するためには、複雑なSQLクエ…

PostgreSQLのsqldefによるDBスキーマ管理で遊んだ。

はじめに この記事では、データベーススキーママイグレーションツールであるsqldefで遊んだので使用方法とその特徴について解説します。sqldefはRidgepoleに触発されて開発されたツールで、データベースのスキーマ変更を容易に行えるように設計されています…

アヒルに話かけると仕事をしてくれるが責任まではとってくれない

正直に言えば、責任も取ってほしい。 k0kubunさんのAIにプログラミング作業を奪われているに対する感想です。 はじめに 現代のソフトウェア開発は、生成AIの急速な進化によって前例のない大規模な変革を経験しています。かつては時間と労力を要していた複雑…

達人と呼ばれる技術力を持ったソフトウェアエンジニアになりたくて

zyさんの「技術力が高い」という幻覚を読んでの感想。 sizu.me 技術力とは 私の経験でも、技術力は単なる専門知識や技術の習得を超えた、もっと包括的で深い概念です。実用日本語表現辞典において「技術力」とは、「手段や手法を用いて物事を成し遂げる能力…

技術書やブログ、登壇資料の参考文献は読んだ方がいい

はじめに 今年、わたしは女性との同棲を解消した。その過程で、円形脱毛症にも胃潰瘍にもなった。まるで自分の身体から生気が抜け落ちるような感覚に何度も襲われた。そして、人生でこれまでにないほど体重が増えるという、加齢を言い訳にしたような出来事が…

WIP: 2023年 俺が愛した本たち 非技術書編

この記事は、3-shake Advent Calendar 2023 21日目のエントリ記事です。 はじめに プログラマー脳 エンジニアのためのドキュメントライティング 達人プログラマー 第2版 スタッフエンジニア プロジェクト ヘイルメアリー サーキット・スイッチャー 可燃物 大…

2023年 俺が愛した本たち 技術書編

この記事は、3-shake Advent Calendar 2023 2日目のエントリ記事です。 はじめに 2023年がそろそろ幕を閉じようとしています。年末に差し掛かると、時間が流れる水のように止まらないことを感じながら、過ぎ去った一年を振り返るのは、私にとって欠かせない…

『走馬灯のIaCは考えておいて』というタイトルで登壇しました。

概要 2023年11月23日、私は技術的負債に向き合う Online Conference 」にて「走馬灯のIaCは考えておいて - Infrastructure as Codeの導入において技術的負債を考える」というテーマで登壇しました。このセッションでは、Infrastructure as Code(IaC)の実践…

Infrastructure as Code, 2nd Edition のV. Delivering Infrastructure 読書感想文

はじめに 前回の続きで第四部のV. Delivering Infrastructure (インフラストラクチャの提供)という部の読書感想文になります。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com 書籍のリンク Infrastructure as Code: Dynamic Systems for the Cloud Age (English Edi…

Infrastructure as Code, 2nd Edition のIV. Designing Infrastructure 読書感想文

はじめに 前回の続きで第四部のIV. Designing Infrastructure (インフラストラクチャの設計)という部の読書感想文になります。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com 次回の記事 * Infrastructure as Code, 2nd Edition のV. Delivering Infrastructure 読…

Infrastructure as Code, 2nd Edition の III. Working With Servers And Other Application Runtime Platforms 読書感想文

はじめに 前回の続きで第二部のIII. Working With Servers And Other Application Runtime Platforms (サーバーおよびその他のアプリケーションランタイムプラットフォームとの作業)という部の読書感想文になります。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com …

Infrastructure as Code, 2nd Edition のII. Working With Infrastructure Stacks 読書感想文

はじめに 前回の続きで第二部のWorking With Infrastructure Stacks (インフラストラクチャスタックとの作業)という部の読書感想文になります。まず、Stackってなんやねんと思うと思います。僕も思っています。 前回の記事 syu-m-5151.hatenablog.com 次回の…

Infrastructure as Code, 2nd Edition の I. Foundations 読書感想文

はじめに 2016年、初版の『Infrastructure as Code』がリリースされ、クラウド技術の運用における新たな標準をぶち立てました。 公式サイトもここに置いておきます。 infrastructure-as-code.com 初版の2017年に日本語版がリリースされました。 mizzy.org そ…

Terraformの条件分岐にうってつけの日

Infrastructure as Codeの概念とTerraformの役割 Infrastructure as Code (IaC) は、現代のインフラ管理の根幹を成すものです。IaCがどんなものか様々な言論があると思いますが、ここではソフトウェア開発のプラクティスに基づくインフラストラクチャ自動化…