概要
OpenFaaSはOSSで開発されているFaaSプラットフォームで，リクエストに応じてコードを実行，状況に応じて自動的にインスタンスをスケールさせるといった，FaaSで実現される機能を実装している．
本記事ではOpenFaaS/Kubernetesという技術で何ができるかという記事は無限に生成されているのでそれらがどのように実現されているのか説明していく．OpenFaaS/Kubernetes がどのような技術を用いてを支える技術である．
OpenFaaSについて日本語での資料はkenfdevさんの資料がとても分かりやすいです．
OpenFaaSの構成
OpenFaaSではKubernetesクラスタ上で様々な仕組みがマイクロサービスのように連携していてFaaSの仕組みを実現している．その中でもいくつか紹介していく．
Gateway について
Gatewayは,Functionへの外部ルートを提供し,プロメテウス経由でクラウドネイティブメトリックを収集します.GatewayにはUIが組み込まれており,OpenFaaS Function Storeから独自の関数や関数を展開して呼び出すことができます.Gatewayは,Docker SwarmまたはKubernetes APIのサービスレプリカ数を変更することによって,要求に応じて機能を拡張します.AlertManagerによって生成されたアラートは ,/system /alert endpointで受信できます. github.com Ingress - Kubernetes
CLI について
CLIを使用して，OpenFaaSに関数をビルドしてデプロイすることができます．サポートされている言語テンプレート（Node.js，Python，CSharp，Rubyなど）からOpenFaaS関数を構築できます．つまり，（handler.py / handler.js）のようなハンドラファイルを作成するだけで，CLIはDockerイメージを作成するために残りの処理を行います．kubectlなどのコマンドからデプロイすることもcurlコマンドで呼び出しも可能だがcliで実施したほうが圧倒的に楽． github.com
Function Watchdogについて
API Gatewayで受け入れられたHTTPリクエストをいい感じに加工して，選択したアプリケーションを呼び出すことです．ウォッチドッグはGolangの小さなウェブサーバーです． github.com
Kubernetes で実現するために
faas-provider
OpenFaaSは,コンテナを用いてサーバレスFunctionを構築し，展開するためのフレームワークです．faas-providerは,独自のOpenFaaS Backendを構築するための共通のテンプレートまたはインターフェイスで，Kuberntetesでの(faas-netes)https://github.com/openfaas/faas-netesがあったり(faas-rancher)https://github.com/kenfdev/faas-rancherがあったりする． github.com
faas-netes
faas-providerに準拠したKubernetes実装で既存のREST API，CLI，およびUIやデプロイに互換性があります． github.com
faas-idler
OpenFaaSは一定期間使用していない状態でレプリカを0にスケールする機能を提供します． github.com
nats-queue-worke
これは、関数要求の非同期処理を有効にする.queue-workeです． github.com
prometheus
監視するためのPrometeuthの設定集 github.com
alertmanager
Endpointする設定について github.com
Grafana
統計情報を集めたい時は入れて確認してください． github.com
最後
OpenFaaSはその他にも多くの技術スタックで成り立っていますが今回はこの辺で終わらせます．コードもアーキテクチャもとても面白いのでぜひコードリーディングしたら面白いと思います．
参照
Thanks for the reference
