じゃあ、おうちで学べる

本能を呼び覚ますこのコードに、君は抗えるか

おい、

おい、要件を動くものにしろ

はじめに ドキュメントは、書いた瞬間から腐っていく。 読まれない。検証されない。更新されない。それでも、要件と呼ばれ続けている。 第1部では、要件を言葉にする規律について書きました。引き出し、観察し、ジョブを見極めながら、業務領域の言葉で書く…

おい、要件を言葉にしろ

はじめに 察しの良いチームが、いちばん危ない。 書かなくても通じてきた、その通じ方が、AIには渡らない。書かれていない常識は、書かれていないというだけの理由で、消える。 要件定義は、長く「面倒だが避けて通れない上流工程」と呼ばれてきました。きち…

おい、夢は持たなくてもよいけど、失敗はしろ

はじめに 即答できなかった。 昨日、長崎大学の、学生たちからの問いに。 「AIに負けない人材になるには、何をやればいいですか」と。 何人もの学生が、言い方を変えて同じことを聞いてきた。真剣な目だった。生成AIが自分たちの未来を奪うかもしれない、と…

おい、夢を持たなくても良いぞ

はじめに 夢がなくても、人は生きていける。人に語れるような大きな夢がなくても、「明日はもう少しうまくやりたい」と思う。その程度の小さな望みすら持てなくなることもある。でも、しばらくすると、また何かを望んでいる。語る夢がなくても、望むことはや…

おい、方法を捨てろ

はじめに テストが走っている。グリーンのバーがじりじり伸びていく。深夜1時。コーヒーはとっくに冷めている。キーボードに手を置いたまま、画面を眺めていた。 syu-m-5151.hatenablog.com syu-m-5151.hatenablog.com 「方法を学べ」で、方法を増やすことの…

おい、方法を選べ

前回の続きとして 他人のPRを開いたまま、手が止まっていた。差分は表示されている。追加が緑、削除が赤。目は動いている。読んではいない。前回の記事のことを、ずっと考えていた。 syu-m-5151.hatenablog.com 「方法を学べ」と書いた。方法の知識、つまり…

おい、方法を学べ

はじめに エディタを開いたまま、手が止まっていた。 書くことは決まっている。決まっているのに、最初の一行が出てこない。内容が自分の中でまだ言葉になっていない。その感覚だけがある。カーソルが点滅している。点滅を眺めていた。 「課題から入れ」とい…

おい、分けて語るな

はじめに 月曜日は経営会議。事業戦略を話す。 水曜日は技術戦略会議。アーキテクチャを話す。 金曜日は組織開発会議。チーム編成を話す。 それぞれの会議には、それぞれの参加者がいる。経営会議には経営陣。技術戦略会議にはエンジニアリングリーダー。組…

おい、あまりAIに褒めさせるな

はじめに AIにリサーチをさせていた。結果が返ってくるまで数分かかる。その間、画面を眺めていた。眺めながら、別のことを考えていた。 最近、褒められることが増えた。AIに。「いい質問ですね」「よく整理されています」「素晴らしい視点です」。言われる…

おい、頑張るなら組織と踊れ

はじめに 「おい、辞めるな」で辞めないことを選んだ。 syu-m-5151.hatenablog.com 「おい、辞めないなら頑張れ」で頑張り方を学んだ。 syu-m-5151.hatenablog.com 見せろ。対話しろ。上司を勝たせろ。スポンサーを作れ。そう書いた。 で、やってみてどうだ…

おい、辞めないなら頑張れ

はじめに 先週、「おい、辞めるな」という記事を書きました。 syu-m-5151.hatenablog.com 思った以上に反響がありました。何人かから連絡をもらいました。辞めないことにしました、考えるきっかけになりました、と。ありがたかったです。嬉しかった、と言っ…

おい、辞めるな

はじめに かつての私は、深夜2時にベッドの中で転職サイトを開いていた。 開いて、求人を眺めて、閉じて、また開く。そういうことを繰り返していた。辞めたいのか、と聞かれると困った。会社の限界が見えたのか。自分の天井が見えたのか。それとも、隣の芝生…

おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、おい、

はじめに 誰もまとめてくれないので自分でまとめます。こんなに悲しいことはありません。 2025年11月から12月にかけて、「おい、〜」というシリーズでブログを15本書きました。登壇もしました。合計16本です。誰かがまとめ記事を書いてくれるかなと思ってい…

おい、論理で人が動くと思ってるのか

はじめに 数年前の、ある金曜日の夜のことだ。会議は完全な失敗に終わった。会議室を出て、エレベーターのボタンを押しながら、私はこの文章を書こうと決めた。書き上げるまでにずいぶん時間がかかってしまったので、当時の思いとは少し違っているかもしれな…

おい、休め

はじめに 金曜日の夜、ベッドの上でこの文章を書き始めている。 先週の土日は何をしていたかと聞かれたら、たぶん「寝てた」と答える。嘘ではない。ベッドにいた時間は長かった。ただ、眠っていたかというと怪しい。スマホを持ったまま横になって、気づいた…

おい、戦略を語れ

はじめに 会議室で誰かが「戦略」と言った瞬間、空気が変わる。 みんなの背筋が伸びる。うなずきが深くなる。誰かがおもむろにホワイトボードの前に立ち、矢印を描き始める。私も「なるほど」という顔をしてみる。眉間にしわを寄せ、顎に手を当て、いかにも…

『おい、テックブログを書け』というタイトルで登壇しました

はじめに 正直に言うと、私はキャリアの序盤、破滅的な文章を書く人間だった。誰が読むのか考えていない文章を書きまくっていた。学生時代に読書感想文のコンクールで優勝したこともなければ、文章を褒められた経験もほとんどない。それでも書き続けて、今は…

おい、類推するな

この記事は、Rust Advent Calendar 2025 6日目のエントリ記事です。 はじめに 「それって、○○みたいなものですよね」 私は、この言葉に何度救われてきただろう。新しい概念を理解するとき。誰かに説明するとき。問題を解決するとき。類推は、私の思考の基盤…

おい、努力しろ

はじめに 「おい、がんばるな」という言葉を書いた。あの文章を読み返して、私は少し後悔している。 syu-m-5151.hatenablog.com 言いたいことは分かる。がむしゃらに頑張ることが思考停止になる。忙しさが逃避になる。持続可能性が大事だ。それは正しい。私…

おい、がんばるな

はじめに 先日、久しぶりに会った友人に言われた。 「なんか最近、顔が疲れてない?」と。私は「まあ、仕事が忙しくて」と答えた。友人は「頑張ってるんだね」と言って、ビールを一口飲んだ。 頑張ってる。 その言葉を聞いた瞬間、なぜか胸のあたりがざわつ…

おい、本を読め

はじめに 私は本を読むのが好きです。朝、コーヒーを淹れて、ソファに座って、ページを開く。その時間が好きです。物語の中に入り込んで、登場人物の人生を追いかけ、著者の思考を辿り、知らない世界を覗き見る。ただ、それが楽しいんです。 でも、誰かに「…

おい、対話しろ

はじめに 会議室の空気が、徐々に重くなっていくのを感じました。「この設計、拡張性に問題があります」。若手エンジニアのAが言いました。声には確信がありました。「いや、今の要件を考えれば、これが最適だよ」。ベテランのBが即座に返します。口調は穏や…

おい、つなげろ

はじめに 数年前、私は大きなプロジェクトに取り組んでいました。SREとして、メール配信システムの大規模な障害に直面していました。毎日数百万通のメールを処理するシステムが、突然、配信遅延を起こし始めました。遅延は徐々に悪化し、やがてメールが数時…

おい、言語化しろ

はじめに 「言語化」という言葉を聞くたびに、私は少しだけ居心地が悪くなる。この感覚に初めて気づいたのは、数年前の、ある夏の午後だった。後輩エンジニアとの1on1で、私は彼にコードレビューのコツを教えようとしていた。モニターに映るコードを指差しな…

おい、内省しろ

はじめに 会社のデスクで、モニターを二つ並べて仕事をしている。左の画面には誰かが書いたコード、右の画面には自分が今書いているコード。他人のコードを読んでいると、時々分からなくなる。この人は何がしたかったんだろう、って。変数の名前から推測して…

おい、冷笑すんな

はじめに SNSを開けば、今日もまた誰かが何かに本気だ。 新しい技術やフレームワークに興奮するエンジニア。最新のビジネス書を読んで「人生が変わった」と叫ぶビジネスパーソン。世の中の理不尽に憤慨し、世界を変えようと声を上げる活動家。生成AIの新機能…

おい、スマホを置け

はじめに 「本が読めない」――多くの人がそう言います。それも、決して能力の低い人たちではありません。仕事は速く、正確で優秀な人たちです。それなのに、本が読めない。数ページで集中力が切れてしまう。気づくとスマホを見ている。「昔は読めたんですけど…

おい、一つずつやれ

はじめに 「今日も、何もできなかった」。夜の部屋で、私はその言葉を呟く。また。今日も。 仕事をしなかったわけではない。むしろ一日中、何かをしていた。画面を見つめ、キーボードを叩き、メッセージを返し、タブを切り替え続けた。体は疲れている。目も…

おい、部屋を掃除しろ

はじめに どれだけ技術を学んでも、どれだけ正しいプロセスを知っていても、燃え尽きてしまったら意味がない。才能ある若者たちが最初は誰よりも速く理解して、誰よりも多くのコードを書いていたのに、数ヶ月後には姿を見せなくなる。「疲れた」と言って離れ…